ゆる自然派生活

環境にやさしい洗濯を知ろう。シャボン玉せっけんさんの講演会

加西市という田舎町に日本でも珍しい
いや、たぶんココ一軒ではないんだろうか?

水と石鹸のみで、洗濯をするクリーニング屋さん洗濯工房 無有(むう)さんがあります。

⇒ 加西市洗濯工房 無有ホームページ
http://www.cleaning-house-mu.jp/index2.html

洗濯工房無有さんによる
家庭でできる安心安全な洗濯講座

合成洗剤は環境にも人体に安全なのか?

合成洗剤は自然に分解できないし、残った成分はよくない。

そんな話はきくけども、世の中で売られている洗剤は
合成洗剤がほとんど。

自然派な名前や自然由来の成分が大きく書いてあるものでも
成分を見ると何やら違うようだ。
ということがあります。

地球にやさしく、お肌にもやさしく洗濯ができたらいいなぁから
私は、石鹸洗濯に興味を持ちました。

粉せっけんで洗濯したらワカメがでた?!

6年ほど前、家で洗濯機で洗濯するために、まずは洗濯用粉石けんを買ってみました。
米ぬか成分が入っているものだったと思います。

で、使ってみたら、1か月ほどして
ぴろぴろ、、、、ワカメのような黒いカビがでてきちゃった!!

洗濯しているのに、なんでこんなことに。

そのうえ、洗濯ホースの中に粉せっけんが固まり、ホースが詰まってしまうという羽目になってしまいました。

粉せっけんは溶けにくいもの?

知り合いの粉石鹸を使っている人にも聞いてみたけども、
ホースが詰まった私みたいなことはなくても、ワカメ状のものがでてきたり
したことはあるそう。

粉せっけんだから、そうなるんだ。。。

とあきらめかけてました。

そんな時に、加西市で自然に優しい洗濯しかしない洗濯屋があると
知人から教えていただき、洗濯講座を受けることになりました。

石鹸のことはプロに聞くが早い!

今の世の中だと個人のブログや、ネットニュースなどたくさんの情報がでています。

だけど、石鹸のことは石鹸のことについて
必死に調べて生活の糧を得ている人から聞くことが早かった。

成分のことも、調べていらっしゃるしクリーニング屋さんとして
毎日たくさんの洗濯ものの例を見てさわってとされている方の
感覚は普通の人とは違います。

洗濯講座を受けてみて、そこを見るのか。
そこまで気になるんだ。
ということがおおざっぱな私からはたくさんあって、プロの姿をみせていただきました。

無有さんは、過去、洗濯のために研究所まで作ったこともあり
海外から勉強のために来られる方もあったそうです。

同じ日本では、なかなか理解が少なく、知りたいと尋ねられる方も少なかったそう。

もっと、今の日本の洗濯のことについて知ってほしい。
一般の人、お母さんたちに知ってほしい。

そんな気持ちがおおきくなってこられたようです。


そんな、無有さんが、老舗の石けんメーカー、九州のシャボン玉石けんさんを
加西市にお招きして講演会をしてくださることになりました。

今回の講演会について無有さんの思い。

クリーニング業界新聞で偶然に目にした
「世界的に脱ドライクリーニングが叫ばれている!」
という一文に頭をガツンと殴られたような衝撃を受けました。

業界内ではどこでもドライクリーニングが当たり前になっています。

しかし、現場で働く人は、工場内に漂う化学物質臭などで、頭痛や吐き気に襲われることがあります。特に私はぐったりとした疲れを日常的に感じていました。

 ドライ液には、人体に悪影響を及ぼす危険性が潜んでいるのです。いまもドライクリーニングが使われているのは、生産性の問題があります。

水洗いとドライとでは、天と地ほどの生産性の差があります。水洗いだと色落ちのリスクや衣類が皺くちゃになったり、職人が一つ一つ手間暇かけての手アイロンが必要です。

一方、ドライ液で洗えば色落ちしにくい上に型崩れもなく手間がほとんどかかりません。

クリーニング屋さんがドライクリーニングをやめ、全品水洗いをすると生活が成り立たないのが現状です。

他の業界でも危険な職場、劣悪な環境の中で私たちの為に日々、働いてくださっている方々があります。クリーニングの現場も例外ではなく、発がん性があるものを使って多大な健康被害を受けつつ作業をしている、といっても過言ではありません。

もちろん、お客様の生命をお守りすることが真のサービスであるという言葉は頭から離れませんでした。

しかし、一番の被害者は、他の誰でもないクリーニンングの現場で働いている私たちだと感じました。もし私の決断がこの業界に針の穴でもいいから風穴を開けることができれば、お客様や自然環境だけでなく、きっと同業者も救われる。

また、現場の作業環境が良くならなければ、安全にならなければ、私たちの業界の発展は望めないとも考えたのです。

それに害を訴えるならば、ドライに替わる解決策も準備しないと無責任になると私は考えてました。

私も含め同業者の作業環境改善に繋がればと思いました。同時に、「自然環境を良くしたい、お客様へ安心安全のご提供をしたい」という強い気持ちもありました。

そして、二十数年前に研究所を立ち上げて全品水洗いのクリーニングシステムの研究開発や、見学の受け入れにも取り組んできました。しかし、こちらはなかなか上手くいきませんでした。むしろ横やりや嫌がらせに遭うなどして、精神的に追い込まれる事態に陥ったこともありました。業界の中からかえるのは難しいことを理解しました。

消費者が無農薬野菜を選ぶように「私たちは高くても安心安全(クリーニング)を選びます。」という声をあげていただくことでしか、クリーニン業界をドライから脱却させる方法はないのではないかと思うようになりました。それには、消費者の皆様のご理解とご協力が必要です。そのように考えて研究所を閉め、今は一般の方に向けての講演会活動やお洗濯講座を主宰しています。

現在、食の問題に比べて、クリーニングに関する問題意識はまだまだ低いのが現状です。

私一人の力は小さいですが、これからも業界全体がよい方向へと向かう一助になれるよう、力を尽くしていきたいと思います。

3月10日(日)加西での講演会ご案内

毎日使う洗浄剤、生活に欠かせない物だからこそ、安全な本物を選ぶ事が大切です。

熟練の職人技で作られる、昔ながらの釜炊きの無添加シャボン玉石けんは、舌で舐めて出来具合を確認するほど安全な物です。

同時に、石けんの基礎知識や上手な使い方もお話します。

また、洗浄剤は、石けんと合成洗剤に分けられます。

この2つは、製造方法や成分が違うことをご存じですか? 

自然派商品に関する意外と知られていない情報などもお伝えします。

講演者
シャボン玉石けん
石けんアドバイザー
前田 博昭 先生

昭和45年8月、福岡県北九州市生れ。

平成8年入社。シャボン玉石けん㈱の販社であるシャボン玉販売㈱の営業として、地元九州をはじめ、主に西日本地区で営業活動を行い、無添加石けんの拡販を行われ、平成21年より工場見学担当となり、工場案内で無添加石けんの製造工程の説明や、石けん講話などを行う。
現在は、通信販売部門である㈱シャボン玉本舗の通信販売部法人営業として、お得意先様への営業活動を行う傍ら、石けんアドバイザーとして、講演会や出前授業、石けん勉強会等も行い、無添加石けんの環境や肌へのやさしさ、石けんの上手な使用方法、シャボン玉商品を使ったナチュラルクリーニング方法などをわかりやすく説明。


洗濯工房 無有代表 高見 明美さんが、会の最初の30分ほど、

「しゃぼんシャボン玉石けんとの出会い」や 今、「香りの害」として社会問題になっている 数週間も続くという柔軟剤のマイクロカプセルの香り
の除去(洗濯方法)などについてもお話してくださります。

託児はありませんが、お子様連れ歓迎します。

※他の方にお話が聞こえずらくなるような場合は、
廊下、もしくは隣がロビーになっておりますので、
そちらでしばらく過ごしていただけますように、
ご配慮をお願いする場合があります。


ロビーには広い場所と、
大きなソファーも沢山ありますので何卒ご理解をお願い致します。

月10日(日)

  開場・13:00 

  開演・13:30 

    「香りの害について」

     高見 明美

  ・14:00

  「基調講演」

   前田 博昭 先生

  終演・16:00 

  場所・いこいの村はりま

1F 会議室

兵庫県加西市笹倉町823-1

参加費:500円

⇒お申込み・お問い合わせは こちら


▼チラシはこちらにございます。
PDFになっておりますので、ご覧ください。

加西でのシャボン玉せっけんさん講演会のチラシ

⇒2019年3月10日(日)加西市
シャボン玉せっけんさんの講演会PDFダウンロードはこちら

]]>
ABOUT ME
福永 万琴
ほんわかしたものが好きな男子四人子育て中のデザイナーです。 神戸育ち⇒のどかな田舎、兵庫県相生市在住。 雑貨、食べ物、カメラ、イラスト、柄の布など好きなことをつづっているブログです。