尼さんのお寺でカフェ！？姫路不徹寺

尼さんのお寺ってどこかにあるんだろうな。
瀬戸内寂聴さんくらいしか現実にいる尼さんを知らないし。

尼さんは現実にいるけれども、ぴーんと来てなかったのがほんとのところでした。

さて、そんな尼さんがカフェをしている。
と聞き、姫路の臨済宗のお寺不徹寺さんへ行ってきました。

カフェは金曜日午前10時から限定のようです。
ホームページにカレンダーが載っていました。

お寺についたら、カフェの看板が。
cafeって英語だわ。と洒落っ気を感じていたのですが、あとでよく見たら
Amadella（尼寺）じゃないですか。😂
英語だと流し目でみちゃってるものね。。。

おちゃめな看板だったのねーーー。

1688年からはじまったお寺ということは、約300年ほどの歴史があるという！！
お寺でした。
そして、全国でも数少ない尼僧のお寺なんだそうです。

お寺は、古いところですが、まるでお家のようなくつろぎ感でした。

カフェ尼寺のランチは？

カフェは金曜日10時からで、飲み物、ケーキ、ランチがあるそうです。
ランチは数少ないから、予約してもらったほうがと案内頂いてたので、予約していきました。

お料理はシチリア料理だそうで、まずはワンプレートとスープが。
このお料理は〜〜と細かく説明してくださります。

Twitterで日頃から、たくさんつぶやいてらして、この日の寺カフェメニューの仕込みも実況中継されていました。
家に帰ってから気づいたので、そんなことなら前から見ておけばよかった。https://twitter.com/futetsuji

添えられてたビスコッティも載ってました。

よき香りか哉 pic.twitter.com/Vew3MqyPph
— 臨済宗妙心寺派　松壽山不徹寺 (@futetsuji) September 29, 2022

オレンジ色のものは人参だと思いこんでパクリとしたらチーズでした。
このチーズは、ミモレットという種類で、ダニが熟成をしてくれるんだそう。

https://www.enoteca.co.jp/article/archives/17905/

説明のときにも教えてくださりましたが、8ヶ月熟成されたチーズだったそう。

本日はミモレット18か月〜 pic.twitter.com/zrvmK5QUIU
— 臨済宗妙心寺派　松壽山不徹寺 (@futetsuji) September 30, 2022

オレンジのサラダ、お豆の団子、パテ、鴨肉ロースト、いちじくにアーモンドローストと素敵なお味がいっぱい。
お皿も優雅なお皿で緊張しちゃいました。

この日は、1種類売り切れになっていて、あと2種類から選びました。
珍しいパスタならこっちですね。
っておっしゃってくださったので、S字型のパスタと豚肉とレモンとチーズのソースを選びました。しっかりしたコシのあるパスタでソースが食べやすく、まだ食べれそうでした。
一言で、美味しい。

暑い日差しでしたが、寺にきたからには、とお茶。
甘茶のようなお味がするお茶で、甘茶ほども強くないので飲みやすかった！！

縁側のそばのテーブルで庵主さんと、お料理をしてくださった方とお客さんでまったりおしゃべりしながらいただきました。

寺カフェは女性の羽根のばしの場として

このお客様は、神戸からわざわざ、不定期にこられているとのこと。
もともと、お寺に興味があったとおっしゃっていましたが、自分の身の回りのお寺では檀家ではないし、関わりがなく入りづらく感じられているそうです。

確かに、お寺っていうと、このお寺の檀家じゃないし、
お寺のご家族に気を使ってしまったり、
お寺にいくとお金をたくさんとられてしまうのでは。というようななんとなくの不安感ってありますよね。

いろんなお寺があるけれども、この不徹寺さんはゆるくありのままでいてOKなお寺でした。
お寺の今後も話したり、主婦は休まないとね。
強制的にリラックスする場としても使ってもらったらいいよ。

と朗らかに話してくださりました。

つかれたときに、畳の部屋で風を感じながら、尼僧さんとお話できる。
難しい話はナシで、素直に喋れる庵主さんたち。

お友達や近所の方と話すとどうしてもしがらみから抜けれないし、
たくさんの人とお話されている庵主さんと話ができるのは、俯瞰して物事を感じられます。
子供がいると家や近くのお店では早く家に帰らないと！とか日常から抜け出せないから、
ココに来る時間は貴重な時間だなぁなんて話していました。

女性の庵主さんというのも、話しやすいですし、庵主さんの飾らない人柄も、ほっとします😍
庵主さんとしても女性が日常から離れ、休める場所として使ってもらえたらと話されていましたよ。

静かな心を思い出すひとときでした。