子供との日常

絵本の裏側が知れた!せなけいこさんの「ねないこはわたし」

もくじ
  1. せなけいこさんの本を知ったきっかけ。
  2. 見たことがある懐かしい絵がたくさん
  3. お嬢様が、絵を仕事にするまで
  4. 子供との生活から絵本をつくる

せなけいこさんの本を知ったきっかけ。

せなけいこさんの名前は 自分が親になってから知りました。 子供たちが保育園に入ると絵本を購入したり 絵本を読むことが増えました。 長男がまだ1歳だったか、2歳だったかくらいに入ってた 子供の年に合わせた絵本を送ってくれるという童話館ぶっくくらぶ。 自分で絵本を買おうと思っていたものの 田舎ゆえ、たくさん絵本が置いてある本屋もない。 今はやりの漫画のような絵本じゃなくて、味わい深い絵本を与えたくて 色々調べた中で、ここだと思ったのが、童話館のぶっくくらぶでした。 幼児のコースを選び、月2冊送ってもらってました。 そこから、ある月送られてきたのが、せなけいこさんの「ねないこはだれだ」。 お化けの話で、黒い表紙が怖そうでこれで大丈夫かな。 泣かないかな。     ちょっと不安でしたが、全然こどもは平気。 何度も読んでと言われて読んだのでした。 そして、次男、三男、四男とうまれ、みんな この本は知ってます。 作者のせなけいこさんが、本を作っている過程や 自伝になっているような本をたまたま、図書館で見つけました。 「ねないこはわたし」 表紙も、あのお化けがいます。 どんな本なのかな。 気になって図書館から借りてきちゃいました。

見たことがある懐かしい絵がたくさん

せなけいこさんのねないこはだれだの本の中の絵はもちろん、 他にも「いやだいやだ」「あーんあーん」など 数々の絵本の絵が載ってます。 せなけいこさんの絵は貼り絵なのですが、 その貼り絵の材料となった紙も一緒に載ってるんです。 子供さんが小さい時にやりはじめたちぎり絵だから チラシの裏や、包装紙などを集めて使っていたそうです。 今、見ると味がある素材だな。 貼り絵をどういう風に作っているのか、そのやり方も 文章で載ってました。 保育園年長の三男が表紙からこの本に興味を持ったので 読んであげたら、貼り絵に興味を示し 本を読み終わってから絵本の絵を見ながら、自分で 絵を描いて貼ったり色付けたりしてました。 子供の制作意欲に火をつけたようです。

お嬢様が、絵を仕事にするまで

とても裕福なお家の娘さんだったせなけいこさん。 ねえやが、自分についてたそうです。 お母さまは、いいお家に嫁いでお嫁さんになってもらうコースを思い描いてらしたそうです。 でも、せなけいこさんは、絵が好き。 絵を習いたくて、小さなときから大好きだった武井武雄先生のところに 自分で弟子入り志願をしたそうです。 お母さんには反対されているから、早く自立しなきゃ。 と働きに外にでるようになったそうです。 絵を習うのも働きながら。 情報もあんまりなかった時代だろうに。 絵を習いたい。 この人から絶対習うんだ。 と思ったことが現実になった。 思いの強さが相当だったんだなと伺えます。

子供との生活から絵本をつくる

結婚して、子供が生まれ、 その子供たちに家にある紙などを使って 自分で作った絵本を読み聞かせていたら、 それが本の会社の人につながり出版の道が開けたそうです。 絵を習いだしてから18年。 それでもあきらめなかった。 しかも、予想外のところから。 何が人生起こるか分からない。 ラッキーだったのかもしれない。 でも、続けることが功を奏したとしか思えない。 せなさんの生き方からは、好きと思ったことを 続ける。 その大切さを感じました。 それだけの熱量があるからこそ、昭和、平成、令和とまだまだ 子供たちにも喜ばれる絵本になってるんだろうなぁ。 巻末にせなさんの写真が載っているのですが 1931年生まれとは思えない、元気なお姿が拝見できます。 高齢化社会に今後もなっていくだろう。 私も、好きな気持ちを持ち続けて元気なお年寄りになりたいものです。]]>

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福永 万琴
ほんわかしたものが好きな男子四人子育て中のデザイナーです。 神戸育ち⇒のどかな田舎、兵庫県相生市在住。 雑貨、食べ物、カメラ、イラスト、柄の布など好きなことをつづっているブログです。